[アップデート] CloudWatch Logs でも IPv6 をサポートするようになったので 2024 年 3 月時点での IPv6 サポート状況をまとめてみた
こんにちは。アノテーションの中村 (誠) です。
タイトルの通り CloudWatch Logs でも IPv6 をサポートするようになりました。
以前 2022 年 9 月時点でどのサービスで IPv6 をサポートしているのかをまとめたことがあります。
そこで、今回のアップデートを踏まえて 2024 年 3 月時点での IPv6 サポート状況をまとめてみました。
AWS サービスの IPv6 サポート状況
サポート状況としては以下の 4 つに分類されています。
- Dual stack support
- IPv6 only support
- Public endpoints support IPv6
- Private endpoints support IPv6
本ブログでは上記分類を考慮せず、どのサービスで IPv6 がサポートされているのかを記載してきますので、分類ごとのサポート状況についてはドキュメントの英語版をご確認ください。
本ブログ執筆時点では以下の 36 サービスで IPv6 がサポートされています。
- AWS App Mesh
- Amazon AppStream 2.0
- Amazon Athena
- Amazon Aurora
- Amazon CloudFront
- Amazon CloudWatch Logs (New)
- AWS Cloud Map
- AWS Cloud WAN
- Amazon Cognito
- AWS Database Migration Service
- AWS Direct Connect
- Amazon EC2
- Amazon ECS
- Amazon EKS
- Elastic Load Balancing
- Amazon ElastiCache
- AWS Fargate
- AWS Global Accelerator
- AWS Glue
- AWS IoT
- AWS Lake Formation
- AWS Lambda
- Amazon Lightsail
- AWS Network Firewall
- Amazon OpenSearch Service
- AWS PrivateLink
- Amazon RDS
- Amazon Route 53
- Amazon S3
- AWS Secrets Manager
- AWS Shield
- AWS Site-to-Site VPN
- AWS Transit Gateway
- Amazon VPC
- AWS WAF
- Amazon WorkSpaces
以前のブログ執筆時点では 19 サービスだったので、1 年半で 17 サービス増えています。
大体 1 カ月に 1 サービスのペースという計算です。
IPv6 に関するその他のサポート状況についても以前のブログからアップデートされているので英語版のドキュメントを抜粋します。
Compute
Amazon EC2 supports launching instances based on the Nitro System into IPv6-only subnets. Amazon EC2 provides IPv6 endpoints for Instance Metadata Service (IMDS) and Amazon Time Sync Service. Networking and Content Delivery
Amazon VPC supports creating IPv6-only subnets. Amazon VPC helps IPv6 AWS resources communicate with IPv4 resources by supporting DNS64 on your subnets and NAT64 on your NAT gateways. Security, Identity, and Compliance
AWS Identity and Access Management (IAM) supports IPv6 addresses in IAM policies. Amazon Macie supports IPv6 addresses in personally identifiable information (PII). Amazon Cognito supports IPv6 addresses in IP address exceptions. Management and Governance
AWS CloudTrail records include source IPv6 information. AWS CLI v2 supports download over IPv6 connections for IPv6-only clients.
1 年半でも対応状況が変わっているので、AWS で IPv6 対応のサービスを構築する場合にはドキュメントを確認してから設計する必要がありそうです。
AWS で IPv6 対応のサービスを構築する際の考慮事項などが記載されたホワイトペーパーもあるので併せてご確認ください。
まとめ
今回は CloudWatch Logs でも IPv6 をサポートするようになったので 2024 年 3 月時点での IPv6 サポート状況をまとめてみました。
今後もサポート対象サービスが増えていくことが予想されますので、ドキュメントやホワイトペーパーは要チェックです。
本記事が参考になれば幸いです。
参考資料
- AWS services that support IPv6 - Amazon Virtual Private Cloud
- IPv6 on AWS - IPv6 on AWS
- AWS ではどのサービスで IPv6 がサポートされているのかを教えてください (2022 年 9 月時点) | DevelopersIO
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